孤軍援絶作囚俘　顧念君恩涙更流
一片丹衷能殉節　睢陽千古是吾儔

靡他今日復何言　取義捨生吾所尊
快受電光三尺劔　只將一死報君恩

文字化けではありません。

近藤勇の辞世の句。

漢文は得意ではなかったので、とりあえずネットで対訳を探してみました。

孤軍たすけ絶えて俘囚（戦いの捕虜）となる。

顧みて君恩を思えば涙さらに流る。

一片の丹衷（真心、赤心）よく節に殉ず。

雎陽千古これ吾がともがしら。（はるかな昔の雎陽は私の同志である）

他になびき今日また何をか言わん。（（忠節を曲げて）他に靡いては今更なにを言うことがあろう）

義を取り生を捨つるは吾が尊ぶ所。

快く受けん電光三尺の剣。

只まさに一死をもって君恩に報いん。

慶応4年4月25日（1868年５月17日）に斬首され、その後三条川原に晒し首になりました。

最後は武士らしく切腹したかったのではないかな、と思います。。。

武士として扱ってもらえず、さぞ悔しかっただろうなと。

享年33。

只まさに一死をもって君恩に報いん。

自分の死をもって君主の恩に報いるのだ…

誠の侍に憧れ、侍の魂を持って生き抜いた近藤勇。

その義の心を、舞台で懸命に表現したいと思います。

合掌。

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