ハッピーマンデー。

皆様３連休はいかがお過ごしでしたか？
少しずつ涼しくなり、秋の気配を感じていたのに、

関東地方、連休は暑い日が多かったです。。。

いつまで続くのでしょう。

さて、連休は東京美術倶楽部の東美特別展「数寄を未来に」に行ってまいりました。

色々なジャンルのアート作品が並んだ特別展。３年に一度の開催です。

このアートフェアが通常の美術展と異なるのは、実際に手に取って自ら吟味し、「買うことができる」ということ。

過去には美術館・博物館に収蔵された作品も多く、一流の名品が一堂に会する貴重なイベント。

３年に一度なので、各出品者も気合が入った作品を多く展示してありました。

まぁ…買うことができる、とは言え、美術館クラスの品物なので…ねっ（笑）

ただ、出品者に許可をいただければ、名物だって実際に手に取ることができるので（心臓がドキドキしますが）、本当に貴重な機会です。

刀剣やら、現代アートやら、たくさんありましたが、心惹かれたのはやはりお茶のお道具。

一つは斗々屋茶碗『山桜』

そしてもう一つは中興名物のお茶入「みなの川」

『後撰集』の陽成院の歌「筑波根の峯より落るみなの川恋そつもりて淵となりぬる」を引いて命銘したもの。

筑波山から流れ落ちてくる男女川（みなのがわ）が、最初はそろそろとした小さな流れから、次第に水かさを増して深い淵となるように、私の恋心も次第につのって今では淵のように深くなっていますよ、という、非常にロマンチックな歌。

スラリとした美少年のような佇まいのお茶入は、今回のテーマの数寄を未来に、にぴったりの風流文雅なお道具でした。

眼福、眼福。

時の流れの中で、誰の手を渡り、今自分の目の前にたどり着いたのか…

あれこれと思いを馳せた連休でした。

今週も１週間頑張りましょう！