2024.08.1315:00
時は今… #ゲツブロ (はみ出し火曜日)
こんにちは
毎日暑いですね。
連休はいかがでしたか?
僕は日焼け止めをこれでもかと塗りたくって、リハに通った三連休でした。
今日は少しお芝居の話。
戦国オペラ『本能寺が燃える』のリハーサルがスタートしました。
歌、芝居、殺陣、舞…どれも抜け穴がないように、緻密に重ね塗りしていく作業がこれから1ヶ月半続きます。
僕が明智光秀の役に出会ったのが、今から13年前の2011年でした。
それから何度か演出が変わり、共演者も変わり、様々な形で公演を続け、自分のキャリアの中で明智光秀という役が一番多く演じたものになりました。
「昨日の自分を模倣しない」というのが、自分の演劇哲学の一つで、同じ役を同じ演出で演じる時も、毎回台本を新しくして、まっさらな状態からスタートすることを心がけています。
これはリハーサルに入ってからも同じで、例え同じ演技になったとしても、昨日と今日と明日の自分は違うので、台詞の感じ方、相手との距離感や、心情の見え方は変わってくるはずと思うのです。
もちろん自分が演出する時は口を酸っぱくして、これを徹底しています。
今回も、明智光秀、帰蝶、織田信長の三役はダブルキャストで組んであります。
大きな舞台やプロダクションでは、役者が変わろうが、毎回同じ演技を同じ時間ですることを求められることがあると思いますが、自分が演出する「本能寺が燃える」はA組、B組とも同じ舞台機構を使い、同じ照明、ほぼ同じ衣装とメイクですが、表現は大きく異なっています。
(両組を見比べることができたら、その印象は大きく変わるでしょう。)
演じてが役を成熟させてゆく過程を、役者と一緒に共有して、一番近くで感じることができるのが演出家の醍醐味なのかもしれません。
今回9月に上演する「本能寺が燃える」は18年阿吽の呼吸で連れ立ってきたメンバーとの最後の芝居。
舞台の成功を祈願して西教寺に行ってきました。
沢山の風車がお出迎えしてくれました。
明智一族のお墓参り。
お礼とお願い。
みなさん、9月20日、21日に名古屋でお会いしましょう!
https://www.opera-legend.com/concert2024_0920_21_honnouji/
おまけ
夏休みだから「飛び出し注意」してね。
飛び出し坊や 光秀Ver.