毎日暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

先週のブログで梅雨入りが遅れていますね、と書いたのですが…、１週間経っても関東はまだ梅雨入りせず。。。
今年は記録的に遅いようですね。

梅雨を詠んだ句を探していたら、与謝野鉄幹の詩が出てきました。

我妻は　藤色衣　直雨に　濡れて帰り来　その姿良し

色彩と情景が見える詩。
奥さんへの愛情も伝わってきます。

常々、色が見える台詞を書きたいと思っているのですが、自分の技量ではまだうまく表現できないのが悔しいです。。。
書いたときは上手くいった！と思っても、実際口に出してみるとあまり良くなかったり。。。

言い訳ですが…台詞のように耳で聞いて伝わる情報と本のように文字から伝わる情報には大きな違いがあるのではないかなと思っています。

文字から伝わる情報は漢字や文字の持つ力が、かなり大きな影響があるのではないでしょうか。でも人によるのかな。
言う人がちゃんと言えば、台詞だって色が見えるのかもしれない。


先日、紹介文を書かせていただいた蟹江杏さんの本が届きました！

杏さんの本は、言葉にとても色彩が溢れていて、読んだ後の世界が違って見えるくらい魔法をかけてくれます。

ぜひ、一度読んでみてください。

「あの空の色がほしい」

今週のおまけ
美味しいさくらんぼの季節。
わざわざ食べやすいように持ち手までつけてくれて、一口サイズになっているさくらんぼ。果物としてとても優秀だなぁと、いつも思っています。

水滴を弾く朱色の実はとても甘くて、ほんのり酸味が清涼感を与えてくれます。