久しぶりに「マチネの終わりに」のサウンドトラックを聴いている。
映画で使用されたギター楽曲が収録されているこのCDは、耳に優しく、でもどこか切なくて、
物語のストーリーのように、心を揺さぶる。
オリジナルで収録されている「幸福の硬貨」がとても好きなのだが、
もう一曲、オリジナルとして収録されている「the future changes the past 」という曲も好きだ。
タイトルをあまり深く考えたことはなかったけれど…
「the future changes the past」 =「未来は過去を変える」
と訳すのだろうか。

未来は過去を変える。

過去は変えられないものではなく、過去に起こった出来事は
現在の自分、あるいは未来の自分によって解釈が変わってくるということ。
同じ出来事でも、現在や未来の見る位置が変わると、捉え方が変わる。
「失敗談もそのうち笑い話になる」というのが良い例なのかな。
でも、失敗し続けると笑い話にはならず、辛い思い出として残ってしまう。
これからどうやって生きていくか、どうやって未来を作っていくかが、過去を変えていく鍵になるということ。

時間の流れを逆に考えて、未来から、現在、そして過去へと
未来からの視点を持って、進んでいこう。
いつか良い思い出として過去を振り返られるように。

サウンドトラックを聴きながら、そんなことを考えている月曜日の夜でした。