2021.05.1112:00
『アキラがいたイタリア』 01
CLUB THE LEGENDの皆さん
テノールの柿迫秀です。
ファンクラブのスタート企画として、私はやはり、、、イタリア話(笑)
題して『アキラがいたイタリア』
私が6年目七転八倒した愛するイタリアでの超個人的&超主観的な珍留学記をお送りしたいと思います。
第一回目は『留学。いざイタリアへ。』編
オペラを学ぶ音大生は、色々な理由でそれぞれに留学先を選びます。
アメリカ合衆国やロシア。同じヨーロッパでもイタリア、フランス、ドイツ、オーストリア、スペイン、はたまたフィンランド等々…。
留学先を決める要素として
① 自分が好きな国
② 自分のレパートリーにしたいメソード、曲が勉強できる国
③ レッスンを受けたい先生がいる国
④ 入りたい学校がある国
⑤ コンクール等で入賞して、運が良ければそのまま歌手として仕事ができる国
⑥ 物価が安い、治安が良い等安心して暮らせる国
、、、等々があると思われます。
海外生活はおろか海外旅行の経験も無かった私が何故数ある国の中でイタリアを選んだか。
はじめの一歩は自分の先生の勧めでした。
我が先生はドイツ留学なさって、ドイツ音楽を得意とされていらっしゃいました。
ところが、その先生は私の声を聴いて、『君の声にはイタリアの物が合うから!』とのことで、音大大学入学から、ずっとイタリアのオペラのレッスンを受けていました。
そして、先生と大学院の卒業後の話し合いをさせて頂き、そこで先生からの『イタリア留学話』そして住むなら、レッスン等で他の国への移動に便の良いミラノを勧めていただきました。
何より有難い事に、両親も必死に応援してくれて、海外ド素人柿迫秀の涙と笑いの怒涛のイタリア留学が始まりました。
次回へ続く!
↓ ミラノ大聖堂と若き日のアキラ